2012年10月アーカイブ

保湿剤




■グリセリン
安くて変質しにくく、皮膚刺激がないので、もっともよく使われている保湿剤。
わりの湿度に影響されやすいので、乾燥していると保湿材の役割を果たさず、湿気が多いとべたつくことも。


■プロピレングリコール
旧表示指定成分のひとつのため、最近あまり使われない。

■1,3-ブチレングリコール
グリセリンに次いでよく使われる保湿剤。
グリセリンよりサラッとしていて、まわりの湿度に吸湿能力が左右されにくい。

■1,2-ペンタンジオール
合成の多価アルコール。
保湿剤としてのほか、抗菌力のある溶剤として使われる。
BGよりもはるかに低濃度(5%以下)で抗菌力を発揮。
パラベン(旧表示指定成分である抗菌剤)を配合しない「ノンパラベン化粧品」によく使われている。

■1,2-ヘキサンジオール(ヘキシレングリコール)
合成の多価アルコール。保湿剤としてのほか、抗菌力のある溶剤としても使われる。
BGよりも はるかに低濃度(2%以下)で抗菌力を発揮。
1,2-ペンタンジオール同様「ノンパラベン」を謳う化粧品によく配合される。

■ポリエチレングリコール
水またはエチレングリコールに酸化エチレンを付け加えて作ったもの。
平均分子量が600以下のものは旧表示指定成分。

■ソルビトール
ブドウ糖またはショ糖を還元して作られる、白色無臭の6価アルコール。
リンゴやモモ、ナナカマドの果汁など植物中にもあるもの。
化粧品原料としては主に70%水溶液が保湿剤として利用される。

■マルチトール
マルトース(麦芽糖)を還元して作る糖アルコールの一種。
マルチットとも呼ばれ、加工食品やダイエット甘味料などにも利用される。

■dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム
お肌の角質層中にNMFの吸湿性成分として存在することが確認されてから、化粧品の保湿剤として広く用いられるようになった。
グルタミン酸から水が取れてできるdl-ピロリドン-5-カルボン酸に、ナトリウムが結合してナトリウム塩になったもの。

■乳酸ナトリウム
ピロリドンカルボン酸と同じく、角質層のNMF中に存在する重要な天然の保湿剤。

■ポリグリセリン
硫酸などの脱水剤によって水分子を取り除かれたグリセリンがいくつも結合したもの。

■ヒアルロン酸ナトリウム
ヒトの真皮にも存在するグリコサミノグリカンのひとつ、ヒアルロン酸にナトリウムが結合したもの。
ほかの保湿剤はまわりの湿度が下がると吸湿性も下がるが、ヒアルロン酸ナトリウムは下がらず、常に優れた吸湿性を保つ。

■トリメチルグリシン
砂糖大根(テンサイ)に含まれるグリシンという成分にメチル基(CH3)を3個結合させて作る保湿剤。








ファンデーションの成分

★グリチルリチン酸ステアリル

抗炎症、抗アレルギー作用、細菌発育阻止作用。

皮膚炎症やかぶれ防止、肌荒れやにきびの予防、美白成分。


★デカメチルシクロペンタシロキサン

落としやすいシリコーン
環状シリコーン類
揮発性があるので溶剤的に使用されることが多い

★1,3-ブチレングリコール

BG

防腐剤として併用することで、製品を腐りにくくする働き。

肌をしっとりさせる保水性。

似たようなものでグリセリンがあるが、グリセリンよりもさっぱりとした使用感。

皮膚に対する刺激がない。

★ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体

界面活性剤の構造を有するシリコーンオイル。

落としやすいシリコーン

★1,2-ペンタンジオール

合成の多価アルコール。
保湿剤としてのほか、抗菌力のある溶剤として使われる。
BGよりもはるかに低濃度(5%以下)で抗菌力を発揮。
パラベン(旧表示指定成分である抗菌剤)を配合しない「ノンパラベン化粧品」によく使われている。



~~多価アルコール類~~

保湿剤。グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ソルビトールなど。

(多価アルコールのほかにはNMF(天然保湿因子)の成分であるピロリドンカルボン酸塩や乳酸塩、尿素やヒアルロン酸ナトリウムなども保湿剤)


ファンデーションの成分

タルクは安全か?

タルクは、昔からベビーパウダーに使われている天然鉱石由来のパウダー。

発癌性のあるアスベストが混入している場合がある。

タルクトレモライト(アスベストの一種)という好物は近い場所に形成されるため、タルクにトレモライトが混じっていることが多い。
労働安全衛生法施工令では、アスベスト含有率0.1%を超えるものは製造禁止になった。



エステルとは?

酸とアルコールから脱水縮合してできた化合物


脱水縮合?

分子と分子から水(H2O)が離脱することにより分子と分子が結合する反応のこと


イソノナン酸イソトリデシル?

イソトリデシルアルコールとイソノナン酸とのエステルで、粘性の低い液状オイル。


ラノリン脂肪酸オクチルドデシル?

羊から得られるラノリンを分解して得られたラノリン脂肪酸と、高級アルコールの一種であるオクチルドデカノールから得られるエステル油

化粧品にシリコンは必要か?

スキンケアにもシリコンが必要か?

・肌を外気の刺激から保護する目的
水分や油分であってもゆっくりと角質層に浸透していくので、長時間の保護機能にはならないため。

・テクスチャーを良くする
髪や肌に浸透しないという特性を生かし手触りの良いテクスチャーをもたせるため。


油分等は肌に浸透し、酸化したりアレルギーなどの刺激を及ぼす可能性がある。シリコンには肌リスクをゼロにできるところが利点。
だが、無機化合物なので、肌への有効性が全くない。


シリコンの効果

肌に薄い膜を作るので、皮膚内の水分が逃げるのを防ぎます。
油分は浸透するのですが、シリコンは皮膚内に全く浸透せず、持続性がある。

シリコンは、皮膚の水分を守る水分保持効果がある。


シリコンは毛穴に詰まるのか?

シリコンは、水にも油にも溶けない成分なので、皮膚や髪に残留しやすい。

ですが、こういった問題点は、今のところ解決されている。

蓄積したり残留したりしないように処方に工夫が凝らされている。

例えば、シクロメチコンは、水よりも約倍の速度で揮発するので、時間とともに蒸発する。

それ以外にも、科学的にほかの分子とくっつけて、油よりは落ちにくいが、石鹸などで落ちてしまうシリコンも開発されていて、頻繁に使われている。


とはいえ、商品すべてがこのような処方をされた、体に残りにくいシリコンを使っているとは限らない。

メーカーの未熟さもあるかもしれないし、逆に落ちやすければ意味がない化粧品もある。

こういったものは、オイルクレンジングなどで落とさなければ毛穴に残ることになる。




シリコンとシリコーン

シリコンとシリコーンはよく混同されることが多いが、シリコンは元素に1つでケイ素(Si)のこと。

シリコーンは、シリコンを基に作り出された人工化合物。

シリコンは、水にも油にもアルコールにも溶けないので、クレンジングでも落ちにくいと言われる。

同素材のものは馴染みやすいということから、シリコーン高配合のメイク用品を使ったら、シリコーン入りのクレンジング剤で落とすというのが基本。そのため、市販のクレンジング剤は、油分と界面活性剤、シリコーンが配合されているものが多くなっている。

シリコンには、撥水性のあるもの、揮発性のあるもの、ほかの物質と溶解性に優れるものなどの種類がある。


■ジメチルシリコーン類 落としにくい。

メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン 

表示名称:ジメチコン、オクタメチルトリシロキサン

代表的なシリコーンオイル。撥水性がありなめらかなテクスチャーになるが、ほかの化粧品素材と溶解性に劣る



■環状シリコーン類 落としやすい

デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン

表示名称:シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、シクロヘキサシロキサン、カプリリルメチコン

揮発性があり、溶剤として使われることが多い。


■チルフェニルシリコーン類 落としやすい

メチルフェニルポリシロキサン

表示名称:ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチコン

撥水性やなめらかなテクスチャーをもち他の化粧品蘇あいとの溶解性もあり。


■トリメチルシロキシケイ酸 落としやすさはまあまあ

表示名称:トリメチルシロキシケイ酸

環状シリコーンに溶かした状態で使われ、環状シリコーンが揮発した後、皮膜を作る。この皮膜は撥水性やなめらかなテクスチャーがある。


■ポリエーテル変性シリコーン 落としやすい

ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体

表示名称:ジメチコンコポリオール、セチルジメチコンコポリオール

界面活性剤の構造をしているシリコーンオイル。


■ メチルハイドロジェンポリシロキサン 落としにくい

表示名称:メチコン

化粧品に使われる顔料の表面処理に使われるシリコーン。



ポリマー

天然ポリマー・・・コラーゲンや ヒアルロン酸など

合成ポリマー・・・合成樹脂、合成ゴム、合成オイル、合成セルロースなど

高分子ポリマーは、分子量が大きく皮膚の中に吸収されることはまずなく、化粧品の粘性を出したり、乳化安定や水分保持の目的で使われる。










黄金海藻エキス



ラミナリアオクロロイカという海藻に含まれている。
太陽光防御機能(紫外線トレスに対する保護機能が高い)を持った脂質成分。

洗い流さないトリートメントとは


洗い流さないトリートメントも成分的には、洗い流すタイプのトリートメントと同じような役割がある。

髪毛の表面に吸着して浸透、傷んだ部分をカバーして髪の毛を健康に保つ。

成分は、ツヤを出すためのシリコン系物質、保湿成分油分などでできている。


洗い流すタイプのトリートメントは洗い流さないタイプより、陽イオン界面活性剤が多く入っている。

陽イオン界面活性剤は、帯電防止や柔軟などの効果があるが皮膚に刺激があることもあるので、洗い流すのを前提にしている。

使い方としては、どのようなタイプでも、なるべく頭皮につかないように、根元から10cm程度離れた部分から毛先に向かって付けるようにします。

洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントは、ダメージがひどいときは併用しても良い。

1.シャンプー
2.洗い流すトリートメント
3.ブロー
4.洗い流さないトリートメント

の順番

ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントで保護してあげればダメージが広がるのを防げる


ヘアオイルは、つけ方が悪いと、表面がべたついて、洗髪していないようなイメージになります。

ヘアオイルを手に伸ばしたら、表面になでつけるようにしてしまうと、髪全体にオイルが行き渡らない。

ヘアスタイルが重い印象になります。

付け方としては、手のひらにのばしたら、髪の内側から手ぐしで内側から揉み込むようにつけます。

全体に付けたら、手のひらに残ったオイルを髪の毛の表面につけます。

こうすると、重くならず「ツヤ」のある髪になれます。


洗い流さないトリートメントは、修復効果のあるものを使う。

修復成分は、アミノ酸やコラーゲン、ケラチン、セラミドなど。


成分のナノ化技術

浸透化粧品や神秘にまで成分を届けるといった表現があるが、成分を肌の奥にまで浸透さえるには、ナノ化させることが必要。

有効成分をナノ化させていると思いがちだが、有効成分は単体の化学分子なので、それを小さくはできない。

では、何をナノ化させているのか?

クリームや乳液が、時間とともに水と油の二層に分離してしまわないのは、界面活性剤がつないでいるから。

界面活性剤により油の中の水(水の中の油)が時間とともにそれぞれ集まることがなくその場にじっとしていてバラバラに存在している状態が乳化。


このつぶを攪拌機などによって小さくしていくことで、乳化粒子を小さくする。

小さく(ナノレベルまで)していくことで、もっと大きな粒子のものに比べ、浸透性もよくなる。

これを皮膚の内部にまで届けるのがリポソーム。

リポソームは、人間の皮膚にある脂質構造と同じで、ナノサイズにしないと安定な状態で維持されないので、結果的にナノ化技術となっている。

皮膚のもうひとつのバリア機能



基本的には皮膚のバリア機能は、細胞間脂質が担っている。

もうひとつのバリア機能はタンパク質です。

タンパク質は、十種類以上ものアミノ酸の集まり。

らせん状につながって繊維状のタンパク質になっている。

この繊維状のタンパク質はたてのらせん結合だけでなく、らせんどうしが横につながっている。

このタンパク質の結合は、髪の毛や爪などを見ると、いかに頑丈かがわかります。

皮膚は、これにコラーゲンやエラスチンといった繊維を持っていて弾力を与えていて、弾力のある強さがある。

乳化とナノ化

乳化は、水が油の中均等に分散しているかもしくは油が水の中に均等に分散している状態。

時間とともに、溶けている方の粒子がだんだん衝突して言って大きくなり、最後には水と油の二層に分かれる。

衝突を防ぐと入荷が安定するが、衝突を防ぐためには、粒子を小さくすると衝突の回数が減る。

粒子が細かいと透明っぽいいろに、粒子が大きくなると白濁します。

粒子が細かくなると肌に塗った時の感触も変わる。

粒子が細かいほど、テクスチャーは軽くなり、粘りけがなくなる。

粒子が大きいと、皮膜感を感じる。

細ければ細かいほどよいかというとそういうえわけでもなく浸透感が高すぎると、塗った直後は良くても、数時間たつと、肌についているのかどうかという存在感がなくなる。

粒子を細くするというナノ乳化は、高圧をかけ、ミキサーでこまかくする。

セラミドとは?????

肌のバリア機能とも言われている肌の一番上にある角質層の重要な成分。

角質層にある細胞間脂質の約半分を占め、脂質でありながら、水になじみやすい性質(親水性)を持つ。

細胞と細胞の間を埋めて、ラメラ構造(層状の構造)となっている。

加齢とともに、セラミドを作る力が衰えると、バリア機能に重要なラメラ構造をきれいに形成できなくなり、水分を保持できなくなる。

 

セラミドには合成・合成疑似・活性型とさまざまな種類がある。

 

天然セラミドは、動物や植物から抽出した自然のままのセラミド。

天然セラミドは浸透性が高い。

合成セラミドは人の肌にあるセラミドとよく似た分子構造を持つセラミドのこと。

花王が開発したセラミドで、別名「天然型セラミドという」

 

合成セラミドは人間の皮膚にあるセラミドの約21%を閉めるセラミド2をモデルに作られていて、肌なじみがとてもよく保湿性が高い。

 

合成擬似セラミドは、セラミドと同じような働きを期待できる成分のことをいう。

当初、セラミド2を人工合成するのが難しく商品化ができなかったので開発されたのが合成擬似セラミドである。

セラミドとよく似た働きをもつので、セラミドの代用品として使える。

コストも安いが現在は合成セラミドが開発されたので、流通は少なくなっている。

 

活性型セラミドは、合成セラミドの別称。

活性型セラミドは、セラミド2の構造をモデルに作られるが、他にも1、3、6の活性型セラミドが化粧品に多く使われている。


活性型セラミド2は、皮膚のバリア機能を高め、1%の濃度以上で効果を発揮する。

活性型セラミド1は、水分の保持をする働きを持つ。

活性型セラミド3は、バリア機能を高めたり保湿効果に優れている。アトピー性皮膚炎の治療成分として使われている。

活性型セラミド6は、しわやたるみの改善に役立つため、アンチエイジング化粧品に多く配合されている。

 

※ 2010年、天然ヒト型セラミドが焼酎の発酵粕 から発見された

 

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